贖罪

家計簿をつけるようになってから、自分の浪費癖に気付き、お金を使うことに罪悪感を抱くようになりました。
一人暮らしを始めてからはさらに磨きがかかり、お金を使うことがもはやストレスにさえなっています。
娯楽関連のものは極力買わないようにしていますし、生活に必要なものですら、何かと理由を付けて買うのを先延ばしにしていたりします。
1円も使わずに生活できた日は本当に気分がいいです。

まぁそんな質素な生活をして、ビジネスホテルのようにシンプルで何もない部屋で暮らしていると、仕事から帰ったあとの時間を持て余してしまうのですが、遊びに出かけてしまうのはもってのほかですし、かといってゲームやら雑誌を買うわけにもいかず、そこで思い付いたのが過去に読んだ本を再読することです。
中学の頃から就職するまでは結構な読書家だったので、幸い実家には数年かかっても読みきれないほどの書籍があります。
手始めに村上龍の「コインロッカーベイビーズ」と村上春樹の「ノルウェイの森」を持ってきました。
この2作品はボクが文学に興味を持つきっかけになった作品ですし、今呼んでもまったく色褪せることがありません。

ただボクの場合は文学作品を読み始めると妙に内省的になってしまい、ひどくなると軽く欝状態になってしまうのが欠点ですけど。

そんな感じで刹那的・享楽的に生きた20代を悔悛したいです。