のだめカンタービレ#17
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/13
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 69回
- この商品を含むブログ (409件) を見る
おかげで今では自宅ではクラシックしか聞いていません(笑)
実家に帰ったときは幼少時にやめたピアノを久しぶりに触りました(笑)
ストーリーにさほど求心力があるとは思えないのですが(凡庸ということではなく、展開が穏やか)、キャラクターが実にリアルで説得力がありますね。
もちろんのだめみたいな突拍子もない女子は周囲には存在しませんが(笑)
丹念な取材に基づいたクラシックの世界の描写もこの作品の価値を上げていますね。
恋愛マンガ的な側面でいうと、のだめと千秋のつかず離れずみたいな関係が、王道ではありつつも絶妙だなと。
alone
今日と明日は1年のうちでわりと憂鬱な気分にさせられる日です。
なぜなら今日は自分の誕生日であり、明日は言わずもがなの・・・
また今年もこの世界で自分を愛してくれている人が誰もいないことを確認することになるのでしょう。
かくいう僕だって誰のことも愛していませんけどね。
Aufwieder Sehen
今シーズンのF-1世界選手権も昨日のブラジルGPを持って終了しました。
結果は昨シーズンの王者アロンソが2年連続でタイトルを決めました。
僕としてはシューマッハの逆転勝利に一縷の望みをかけていたのですが、予選ではまさかのマシントラブルにより10番手スタート。
しかし決勝では圧倒的なスピードでみるみる順位を上げていき、もしかすると逆転勝利のための絶対条件である1位でチェッカーフラッグを受けることも可能になるかもしれないと思っていた矢先、タイヤがバーストしてしまいました。
これでチャンピオンシップが絶望的になってしまいましたが、ここからがすごかった。
最後尾まで落ちてしまいましたが、チームのコンストラクターズタイトルのためと、自身の最後の走りを飾るために、諦めずに攻め続け1台また1台と抜き去り、残り4周のところでライコネンをオーバーテイクして4位にまで浮上。このレースを最後に現役を引退するドライバーとは思えない完璧な抜き去り方でした。
シューマッハといえばポールからスタートして、そのまま独走してフィニッシュするというイメージで、今日のレースはあまり彼らしくない展開でしたが、ライバルに競り勝ってどんどん順位を上げていったこのレースはレーサー冥利に尽きるというか走っていてとても気持ちよかったでしょう。
事実、走り終えてヘルメットを脱いだ彼の表情はとても清清しいものでした。
レース前は彼にタイトルを置き土産に引退して欲しい思っていたのですが、チームスタッフに涙声で感謝の言葉を伝えるアロンソや喜びを爆発させて表彰台に立つマッサを見ていたら、この若者達がこれからのF-1を引っ張ってくれるんだと思いアロンソが勝ってよかったと思いました。
シューマッハとしても16年間王者として君臨していたF-1の世界を次世代のドライバーたちに任せるためには負けないと安心できなかったでしょう(笑)
とにもかくにもF-1史上最高のドライバーが速くて美しいレースをしてそのキャリアを終えてくれたことをとても嬉しく思いました。
ジダンのようにあれだけ偉大だったのにあのような形で終わってしまった選手もいるので・・・
贖罪
家計簿をつけるようになってから、自分の浪費癖に気付き、お金を使うことに罪悪感を抱くようになりました。
一人暮らしを始めてからはさらに磨きがかかり、お金を使うことがもはやストレスにさえなっています。
娯楽関連のものは極力買わないようにしていますし、生活に必要なものですら、何かと理由を付けて買うのを先延ばしにしていたりします。
1円も使わずに生活できた日は本当に気分がいいです。
まぁそんな質素な生活をして、ビジネスホテルのようにシンプルで何もない部屋で暮らしていると、仕事から帰ったあとの時間を持て余してしまうのですが、遊びに出かけてしまうのはもってのほかですし、かといってゲームやら雑誌を買うわけにもいかず、そこで思い付いたのが過去に読んだ本を再読することです。
中学の頃から就職するまでは結構な読書家だったので、幸い実家には数年かかっても読みきれないほどの書籍があります。
手始めに村上龍の「コインロッカーベイビーズ」と村上春樹の「ノルウェイの森」を持ってきました。
この2作品はボクが文学に興味を持つきっかけになった作品ですし、今呼んでもまったく色褪せることがありません。
ただボクの場合は文学作品を読み始めると妙に内省的になってしまい、ひどくなると軽く欝状態になってしまうのが欠点ですけど。
そんな感じで刹那的・享楽的に生きた20代を悔悛したいです。