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3周目のとき、目の前で梨沙子が崩れ落ちました。
顔面蒼白になった梨沙子がスタッフに支えられながら退場していきました。
あまりの突然の出来事に僕は何もすることが出来ず、ただ茫然自失で立ち尽くすだけでした・・・
梨沙子の様子を心配する桃子と雅。
ダジャレをとばし、メンバーを元気付けようとする千奈美
僕はただその光景と見つめているだけした。
いったんメンバー全員がはけていき、ステージ上に取り残された僕は梨沙子が戻ってきて欲しいと思うと同時に、もう無理しなくていいからと思っていました。
果たして数分後、梨沙子はステージに戻ってきました。
そして精一杯の笑顔で僕を迎えてくれました。
『何度も握手してごめんね』
最後にそう伝えて手を離しました。

梨沙子が目の前で倒れたのに声ひとつかけれなかった自分が情けないです。
そして梨沙子が好きだという気持ちを行動に表わすと、それがかえって彼女の負担になるという現実に激しく悩みます。

もう二度と梨沙子のあんな姿は見たくない・・・